システムの老朽化、コストの見直し、DX推進、コロナ禍によるリモートワークの浸透…さまざまな要因で、インフラのクラウド化やシステムの刷新が急速に進みました。ハイブリッドクラウドに切り替える企業も増えており、インフラエンジニアのニーズはますます高まっています。
今回は、インフラエンジニアの将来性と活躍するフィールド、求められるスキルや言語を紹介します。
■目次
インフラエンジニアのキャリアパス
・プロジェクトマネージャー
・フルスタックエンジニア
これからのインフラエンジニアに求められる技術
・クラウド
・情報セキュリティ
・5G
「日比谷情報システム」でインフラエンジニアとして活躍しよう
インフラエンジニアのキャリアパス
ITインフラの設計・構築・運用・保守に携わるインフラエンジニアの仕事は、インフラ構築における上流工程から開発・テスト、セキュリティ対応、サーバーやネットワークの設定、機器の調達など多岐に渡ります。
インフラエンジニアとして経験を積むと、次のようなキャリアの可能性が開けていきます。
・プロジェクトマネージャー
プロジェクトチーム全体を統率し、開発計画の策定からチームの編成、プロジェクト全体の推進および進捗管理を行う仕事です。実際に手を動かす機会は減りますが、現場のエンジニアに信頼されるレベルの技術や知見が求められるため、システムエンジニアやインフラエンジニアとしての経験は必須です。
技術・知識に加えて、顧客のサービス理解やリーダーシップ、プロジェクト管理のスキルが求められる仕事です。
・フルスタックエンジニア
近年は、インフラに特化して専門性を高める人材だけでなく、アプリケーションのフロントエンドからバックエンドまで幅広くカバーするフルスタックエンジニアのニーズが高まっています。
背景にあるのは、クラウドの普及による少人数・低コストのシステム開発の増加です。クラウド関連の小規模の開発やアジャイル開発においては、マルチタスクのエンジニアがプロジェクトをスピーディーに推進する存在として重宝されています。
・ITコンサルタント
顧客のニーズや課題に的確に対応するため、経営戦略の立案、ITプロジェクトの推進、IT組織の立ち上げなどを行うのがITコンサルタントです。IT関連の高度な知識のほかに、経営の知識や顧客の業界知識、経済情勢や市場の動向といったビジネスに関する多様な知見が求められます。
これからのインフラエンジニアに求められる技術
「2025年の崖」問題が話題になるなかで、DXやデジタル化のニーズは引き続き高まっていくと見られています。インフラエンジニアが市場価値を高めるために押さえておきたい技術領域は、クラウド、セキュリティ、5Gの3つです。
・クラウド
クラウドサービスはリーズナブルに利用できるため、中小企業も積極的に利用するようになってきました。インフラエンジニアとしては、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudなどは押さえておきましょう。
従来のインフラエンジニアの業務において、プログラミングスキルは必須ではありませんでした。しかし、クラウド環境ではプログラミングスキルがあれば、サーバーの構築や設定を自動化することができ、作業を効率的に進められます。注目すべき言語は、Ruby、Python、Shellです。
Rubyは比較的学びやすく、インフラシステムの自動化に使用するソフトウェアに採用されることが多い言語です。AIで使われることが多いPythonは、インフラ開発ではサーバーの自動化などに使用されています。ShellはOSに対する命令やスクリプトを実行させるためのコマンド群であり、サーバー管理や設定で頻繁に利用されています。
・情報セキュリティ
IPAが発表した「情報セキュリティ10大脅威 2024」によると、組織におけるセキュリティリスクのTOP3は「ランサムウェアによる被害」「サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃」「内部不正による情報漏えい等」で、情報セキュリティインシデントの手口はより高度化しています。
これからのインフラエンジニアは、情報セキュリティに関する知識・技術も必要とされるようになるでしょう。セキュリティ機器やソフトウェアの導入・設定やテストだけでなく、セキュリティ対策の企画までできる人材が高く評価されるようになっています。
・5G
第五世代移動通信システムである5Gが普及することで、IoTの進化がますます加速すると予想されています。現在はスマートフォンなどの通信機器が中心ですが、今後は医療、トンネル等のインフラ保守、製造業の品質管理など、幅広い分野で活用が広がっていくでしょう。5Gの技術をインフラに取り込めるエンジニアの需要も高まっていきます。
「日比谷情報システム」でインフラエンジニアとして活躍しよう
今後、成長が期待できるインフラ領域で、エンジニアとして成長していきたい方は、日比谷情報システムの事業やサービスにご注目ください。システム開発・インフラ構築で上流工程の仕事も数多く請け負っており、プロジェクトの経験を重ねるなかで技術力を磨くことができます。
日比谷情報システムは、技術者をリスペクトするカルチャーがあり、システムエンジニアやインフラエンジニアの育成に注力しています。「金融や製造業など特定の業界に強いエンジニアになりたい」「インフラエンジニアとして専門性を高めたい」「マルチタスクのエンジニアとして活躍したい」といった多様なキャリアを実現できるよう、それぞれの強みと志向を考慮して最適なプロジェクトにアサインする会社でもあります。
日比谷情報システムが求める人物像や、実際に働いているエンジニアの仕事ぶちに興味がある方は、採用サイトをご確認ください。