※本記事は 2026年10/27時点の情報ですので、
最新の役職とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
「プロジェクトリーダーを任されたけど、思っていたより大変だ」「自分のやり方で合っているのだろうか」「他の人はどうしているのか」・・そんな戸惑いを感じながら働いている新任のチームリーダーの方もいるのではないでしょうか。
技術者としては独り立ちしたものの、いざ人を動かす立場になると、自らの業務とマネジメントの両立に悩みがちです。しかし、はじめから完璧をめざすと、ストレスが溜まるでしょう。周囲を頼りながら課題を乗り越え、成長していくケースも多いようです。
この記事では、新任リーダーがつまずきやすい4つの場面と乗り越え方を、日比谷情報システムの社員の体験談やインタビューを交えて紹介します。
メンバーからチームリーダーになって変わること
メンバーからチームリーダーになると、求められる役割は大きく変わります。
システムエンジニアやインフラエンジニアとしてプロジェクトに関わっているときは、設計や実装、構築など、自分に割り当てられたタスクを期限内に進めることが仕事の中心です。しかしリーダーになると、メンバーが円滑に仕事を進められる状態をつくり、チーム全体で成果を出すことが求められます。誰にどの仕事を任せ、どこでつまずきそうかを把握し、必要な場面でサポートに回るといった役割が加わります。
現場経験を積んできた人ほど、「自分で手を動かした方が早い」と感じて、メンバーのタスクまで巻き取りたくなるようです。後輩への指示に慣れないうちは、ひとりで抱え込みがちですが、それではチームとして成果を出しづらくなってしまいます。
プレイヤーとしての視点から、チームを動かす視点への切り替えが必要です。
新任チームリーダーが戸惑いやすい4つの役割と解決の方向性
新任のチームリーダーが特に戸惑いやすいのは、後輩への指示、工数・進捗管理、顧客との折衝、自分のタスクとの両立です。
【後輩への指示】「自分でやった方が早い」はNGとする
新任リーダーの多くが、ついメンバーの作業まで巻き取ってしまいがちです。メンバーにタスクを渡すとき、単にお願いするのではなく、以下のポイントを意識してみてください。
- 仕事の目的と期待する成果を伝える
- タスクを対応しやすいサイズに切り分ける
- 最終的な期限だけでなく確認ポイントを決める
新規プロジェクトでも、「チームリーダーが整理し、お膳立てしてからタスクを渡さなければ」と準備を抱え込む必要はありません。プロジェクトやタスクの初期段階から情報を共有し、メンバーと一緒に解像度を上げていく方が、結果的に手戻りを減らしスムーズに進みやすくなります。
【工数・進捗管理】予定通りにいかない前提で考える
実際の開発プロジェクトには、突発的なトラブルや仕様変更が発生することも珍しくありません。プロジェクトを遅延なく進めるためには、計画に余裕を持たせ、以下の手順を心がけてみてください。
- タスクを洗い出す
- 優先順位をつける
- 過去の類似案件など見積もりの根拠を持つ
- 遅れや問題を早めに共有する
- 全部やろうとせず、優先度の低い仕事を調整する
適度なバッファがあれば、想定外の事態にも対応しやすくなり、チームの心理的負担の軽減にもつながります。
進捗に遅れが出たり、技術的な問題が発生したりした場合は、すぐにプロジェクトマネージャー(PM)やメンバーと共有しましょう。すべてのタスクを予定通りに終わらせることに執着せず、優先度を見極め、必要に応じて調整することも大切です。
【顧客との折衝】ひとりで答えを出そうとしない
顧客との折衝についても、ひとりで答えを出そうと気構えなくてよい場合もあります。新任のプロジェクトリーダーやチームリーダーの場合は、お客様からの質問に即答できない場面もあるでしょう。その場合は、以下のポイントを意識してみてください。
- お客様の要望を正確に汲み取る
- 即答できないことは持ち帰る
- プロジェクトマネージャーやチームのメンバーと共有する
- 技術的な問題だけでなく、何を求めているのかを明確にする
折衝の場では、技術的な実現可能性にとらわれず、顧客が抱えている本当の課題や求めているものを探る姿勢で臨みましょう。そして、不明点や判断に迷う部分は一度チームに持ち帰るのが賢明です。
チームで認識を合わせてから回答することで、技術面やスケジュール面も踏まえた、より現実的な提案につながることもあります。
【自分のタスクとの両立】チームが止まらない仕事を優先する
自分のタスクとリーダー業務を同時にこなすより、チーム全体の進捗に影響を与えるボトルネックの解消を優先する判断も必要です。
チームリーダーになると、自分の作業を進めながら、メンバーからの相談にも対応する場面が増えます。メンバーが作業を進める上で障害となっている問題があれば、自分の手を止めてでも先に解決する必要があります。
自分のプログラミングや設計作業は、メンバーの作業が順調に進んでいる時間帯に集中して行うなど、時間配分にメリハリをつけるようにしましょう。
悩みながらチームリーダーになった3人の生の声
日比谷情報システムでも、若手社員が戸惑いや悩みを抱えながらチームリーダーとしての経験を積んできています。ここでは、実際にチームリーダーとして働いてきた3人のリアルな経験談を紹介します。
※役職は本記事投稿時点のものとなります。
Sさん(インフラ事業/現在はチームリーダー)
Sさんは入社3年目でサブリーダーに就任した頃、顧客への提案力に課題を感じていました。チームメンバーの意見を汲み取り、上司や顧客と調整したいと思いながらも、うまく主張できずにお客様の意向をそのまま受け入れてしまうことが多かったそうです。
そこでSさんは、納得感がある解決策を顧客に提案している上司の姿から学び、自身の課題をひとつずつ克服していきました。そして入社4年を過ぎた頃には、「技術力に加え、ヒアリング力や提案力の伸びを実感できた」といいます。
現在Sさんはチームリーダーに就任し、顧客の課題に正面から向き合いながら、管理職を見据え、メンバーに伝える力や指導力にも磨きをかけています。
Yさん(システム開発事業/現在はチームリーダー)
Yさんは入社2年目で希望していたリーダー職に就任しました。後輩の質問への回答やアドバイスを通じて自身の成長を実感していましたが、一方で担当業務とメンバーサポートの両立に悩まされていました。
マルチタスクの難しさを実感したYさんは、「メンバーから質問を受けた際には、自分の仕事をいったん中断してその場で回答する」ということを徹底しました。現在は情報共有や進捗報告の仕組みを整え、業務の属人化を防ぐ取り組みにも注力しています。
Gさん(プロジェクトリーダー/現在は部長代行)
Gさんは異業種の営業職からシステム開発・テスト業務を経て、3年目にチームリーダーを任されました。当初は、ビジネス的な視点や組織全体のマネジメントを求められることに難しさを感じたそうです。
それでも、自分の力よりやや高いレベルの仕事をアサインされ、「上司のフォローを受けながら必死に取り組むうちに、いつの間にかリーダーとしての力がついていた」といいます。
周囲に支えられながら実践を重ねたことで、Gさんはリーダーとして必要な視点やチーム運営のノウハウを身につけていきました。
ひとりで抱え込まないことも、チームリーダーに必要な力
ひとりで抱え込まないことも、チームリーダーに必要な資質のひとつです。
新任チームリーダーには、最初から工数管理や顧客折衝、育成、技術判断のすべてを完璧にこなすことが求められているわけではありません。わからないことを早めに共有し、PM・上司・メンバーを巻き込むこともリーダーの役割です。
Sさん、Yさん、Gさんも、上司から学んだり周囲の支援を受けたりしながら経験を積んできました。相談や情報共有も、チームを円滑に動かすために必要なマネジメントのひとつと考えてよいでしょう。
チームでリーダーの成長を支える日比谷情報システム
日比谷情報システムは、20代でチームリーダーやプロジェクトリーダーを経験している社員も少なくありません。単に役職に就くだけではなく、上司や先輩の助言を得ながら成長でき、個人の問題もチームやプロジェクト全体で共有する文化があるのも特徴のひとつです。
システムエンジニアやインフラエンジニアのみならず、プロジェクトリーダーやマネージャーの学習・育成の体制も整備されており、技術力とマネジメント力の両方を伸ばしやすい環境です。上司や先輩のサポートを受けながら、リーダーとしてのキャリアを築いていきたい方は、ぜひ日比谷情報システムの採用情報をご確認ください。